助産師学校(養成所)への受験対策

高倍率である助産師学校の入試をクリアし、希望の学校へと入学するためには、しっかり対策を練りたいところです。

助産師学校(養成所)の試験内容は学校によって変わりますが、「学科試験」「小論文」「面接(グループディスカッション形式の集団面接を組み込むところも)」の3つの要素から構成されていることが多いです。学科試験では基礎・母性・小児の看護学が対象となることが多いですが、学校によって、英語や国語の学科試験が行われるところも。小論文のテーマも千差万別です。

こうした学校ごとの傾向・対策は、学校のホームページを調べるなどして自分で収集することもできますが、予備校に通うというのも効率的な情報収集の手のひとつです。予備校ではあなたの志望校に合わせた勉強法や小論文の傾向などを教えてくれますし、一人ではなかなかできない面接対策なども練ることができます。

受験者全体の傾向としても、予備校に通ったという人が大多数のようです。この中には、基本的には本屋で売っている受験対策の参考書や問題集を使い、夏期講習などの短期講座だけ受講したという方も。自分に合う方法で、参考書や予備校を活用しましょう。

おさえておきたい面接のポイント

どの助産師学校(養成所)でも共通している面接の目的は、人柄をチェックすること。面接官はあなたの回答を通して「助産師としての適性があるか」「協調性はあるか」などを見ています。

個人面接における具体的な質問例としては

  • 助産師を目指す理由
  • 学校の入学動機
  • 最近の医療時事ニュースで気になっていること
  • 卒業後の進路

などが挙げられます。また、既に看護師資格を取得している方は「臨床で学んできたこと」「看護学校で学んできたこと」などもよく聞かれます。

今挙げた質問例に関しては、いずれも自分の言葉で答えることができるように答えを用意しておきましょう。結論から話すことを心がけると、自分の話したいことを相手にわかりやすく伝えることができます。