最終更新日 2019/09/30

傍乳頭部憩室症

傍乳頭部憩室症とは・・・

乳頭部憩室症(ぼうにゅうとうけいしつしょう)とは、憩室が胆管や膵管を圧迫することによって起こる閉塞性の黄疸膵炎などを指す。レンメル症候群、乳頭部狭窄ともいう。

【原因】
胆管と膵管が合流する箇所を十二指腸乳頭部と呼び、乳頭付近に憩室ができた場合、憩室に食物が入り込むなどして憩室が乳頭を圧迫したり、炎症を起こしたりすると傍乳頭部憩室症を発症する。これによって胆管、膵管の通過障害が起こり、腹痛・黄疸・膵炎などが引き起こされる。

【治療】
治療方法としては、外科的治療やバルーンカテーテルによる狭窄部拡張手術、内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)などが挙げられる。

 

引用参考文献
1)医療情報科学研究所編.加藤智弘監.消化管憩室.病気がみえるvol.1 消化器.第4版,メディックメディア,2015,149.(ISBN9784896323245)

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