最終更新日 2019/09/02

ラセーグ徴候

ラセーグ徴候とは・・・

ラセーグ徴候(らせーぐちょうこう、Lasegue sign)とは、仰臥位の患者の下肢を伸展させたまま持ち上げようとすると、大腿後面に疼痛を訴え、それ以上足を挙上できなくなる状態を指す。この状態が出現することを、ラセーグ徴候陽性という。

坐骨神経障害の鑑別に用いられ、臀部の筋の収縮により、坐骨神経が圧迫されることによって起こる徴候である。
ラセーグ徴候は下肢伸展拳上テスト(SLRT)で見られる徴候であり、陽性だった場合には椎間板ヘルニアなどが疑われる。

 

引用参考文献
1)高橋昭.ラセーグ徴候.医学大辞典.第2版,伊藤正男ほか編.医学書院,2003,2842.(ISBN 9784260005821)
2)清水利彦.髄膜刺激症状の診察.看護roo!.

 

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