最終更新日 2019/10/24

観念失行

観念失行とは・・・

観念失行(かんねんしっこう)とは、失行の一つで、物の名前や用途は説明できるのに、慣れているはずの物の使用、日常の一連の動作を順序正しく行えないのが特徴である。ブラシを見せて「これは何ですか?」と質問すると「歯を磨くものです」と答えるにもかかわらず、「使ってみてください」というとに入れようとしたりする。
優位半球(多くは左半球)、または頭頂葉に障害が起きると生じる(高次脳機能障害)。アルツハイマー病でも同様の症状を示すことがある。

 

引用参考文献
1)東儀英夫ほか.脳梗塞の症状.脳梗塞とはどんな病気?.Minds ガイドラインライブラリ.公益財団法人日本医療機能評価機構.

執筆: 永澤成人

東京慈恵会医科大学医学部 看護学科老年看護学助教

SNSシェア

用語辞典トップへ