最終更新日 2018/07/26

クベース

クベースとは・・・

クベース(くべーす)とは、早産児・未熟児を対象とした保育器のことである。主にNICU(えぬあいしーゆー/Neonatal Intensive Care Unit)で使われる。透明な箱状のケースで外から手を入れる部分があり、外界と遮断し、内部の温度、湿度、酸素濃度を調整することができるとともに、感染を防ぐことができる。

一方、コット(こっと)は新生児用のキャリーベットであり、クベースのように新生児や未熟児の体温管理や呼吸などを補助する機械は付いていない。クベースからコットに移行する目安としては、順調に成長して体重が増加し、安定した呼吸が認められる場合である。また、体温調整ができること、口から栄養が摂れることが条件として挙げられる。

執筆: 奥井早月

神戸女子大学 看護学部看護学科助教

SNSシェア

用語辞典トップへ