最終更新日 2019/08/30

マネジドケア

マネジドケアとは・・・

マネジドケア(まねじどけあ)とは、管理医療手法を用いて医療サービスを効率化し、医療費を抑制することを目的とした医療保険システムのこと。アメリカで創設され、現在多くの国・地域で普及している。MC(managed care)。

医師の管理強化のため、医師の階層化を行い、社会保障カードで健診やレセプトなどの各種データベースを一元管理する。それに元に医療サービスへのアクセスや内容に制限を課すことで、医療費の抑制を図ることが出来るといわれている。

しかし一方で、医師の裁量権が大幅に制限されることや、患者が受けたい治療も受けられないという、過小診療の傾向、また保険者が医療プランを事前に審査する仕組みに対して、審査基準を明らかにしないまま医療行為の必要性を判定することに違法性があるなどという指摘もある。

執筆: 永澤成人

東京慈恵会医科大学医学部 看護学科老年看護学助教

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