最終更新日 2019/10/24

抗胸腺細胞グロブリン

抗胸腺細胞グロブリンとは・・・

抗胸腺細胞グロブリン(こうきょうせんさいぼうぐろぶりん、antithymocyte globulin;ATG)とは、ヒト胸腺細胞をウサギやウマに注射し、その血清を集めて得られる抗リンパ球抗体である。抗リンパ球グロブリン(antilymphocyte globulin;ALG)とも呼ばれる。
 
国内ではウマに免疫して得られたATG製剤が広く用いられている。生体に投与するとT細胞と反応して末梢血リンパ球が減少し、免疫抑制効果が発揮される。再生不良性貧血の免疫抑制療法として用いられる。 

 

引用参考文献
1)再生不良性貧血のATG療法.NTT東日本関東病院.

執筆: 永澤成人

東京慈恵会医科大学医学部 看護学科老年看護学助教

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